自然・公園・文化

大串のささらばやし

(県指定文化財)
【場所】大串町

 大串稲荷神社の祭礼に、江戸時代中期ごろから氏子(うじこ)たちが年番を決め、無病息災・五穀豊穣(ごこくほうじょう)等を願って「ささらばやし」を奉納したのが起源とされています。ささらは底なし舞台の中で、竹竿の先につけた獅子頭を操り舞わせる棒ささらです。photo獅子は雄獅子・雌獅子・子獅子の三体からなり、囃方(はやしかた)の大太鼓・小太鼓・鉦(かね)・笛・唄に合わせて獅子舞を演じます。内容は、はぐれ子獅子を親獅子が探し求める悲しい場面や親子が巡り合って互いに喜び合う場面などがあります。 
 棒ささらは茨城県の水戸・石岡地区に集中し、他県には見られない民俗芸能で、全国的にも珍しいものです。