特産品・地場産品等

粟野春慶塗

粟野春慶塗(あわのしゅんけいぬり)
日本三春慶の一つに数えられる伝統の漆工芸です。

 粟野春慶塗は、岐阜の飛騨(ひだ)春慶、秋田の熊代(のしろ)春慶とともに、日本三春慶の一つに数えられる伝統の漆工芸です。粟野春慶塗は室町時代、延徳元年(1489)に稲川山城主・源義明が桂村(現・城里町)粟で始めたといわれ、500年以上の歴史があります。国内において最も古い歴史をもつ春慶塗として知られています。桂村の地から、飛騨、秋田、紀州などへも広まったといわれています。別名「水戸春慶」と呼ばれるように、徳川光圀公も御用塗り物師を召し抱えて奨励しました。現在は20代目の稲川義一さんによって、伝統技術が守り継がれています。昭和51年(1976)、粟野春慶塗は国の無形文化財に選ばれました。

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