自然・公園・文化

水戸大神楽

(県・市指定文化財)
【場所】元山町・常磐町

 神楽の語源は神座(かみくら)の約音と解されており、神座を設けて神々を勧請し、その神前で鎮魂と清め祓いなど行なったのが古い形です。
 水戸大神楽は宝暦2年(1752)、吉田台町の栗林主計(かずえ)が東照宮祭礼に神楽獅子として供奉し(『新編常陸国詩』)、天明5年(1785)その株(権利)を譲り受けた足黒村(現・茨城町)の宮内求馬(もとめ)が神楽司となりました(「太田村御用留」)。photo
 大神楽は獅子舞によって悪霊を祓い、合わせて曲芸を演じる芸能です。現在は柳貴家正楽社中と柳貴家勝蔵社中とが、伝統芸能を継承し、その発展に努めています。