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ピアノの最高峰と言われるドイツ・スタインウェイや、オルガニストから垂涎の的となるハモンドオルガンB3が置いてあるスタヂオ。と言えば、内容を知る人は「本当?」と驚きの声を上げるところだ。
毎月多彩なミュージシャンを招き、熱いライブを演奏しているこのスタヂオは、避暑地の別荘を思わせる白壁と木目の作りで1996年建設。以来数多くのミュージシャンたちを迎え、ライブやレコーディングを行ってきた。
木の香りと柔らかいライティングのスタヂオは、約100平方メートルの広さを持つ。高い天井と仕切りのない1つの部屋が、ミュージシャンの息遣いが聞こえるほど間近で、その迫力を存分に味わえる設計となっている。そのため、ここで録音されたCDも多く、情報を得たアマチュアやピアノの発表会への貸し出しも行っている。
オーナーの石田外科院院長は大のジャズ好きで、毎週のように東京のライブに行っていた。そこで20年来の友人に再会。その友人こそ鈴木ウータン正夫さん。ペドロ&カプリシャスやアイ・ジョージのドラマーとして活躍した人物だ。
■スタインウェイ
そこで「どうせなら水戸にスタヂオを作ったらどうだろう」とのことで、とんとん拍子に話が進み、今日に至った。
ところが、演奏するミュージシャンは東京だと“超”が付くほど満員になる一流アーティストだが、水戸だと閑散とした状況になることもあるそうだ。1回の入場料は平均3,500円(前売り)。学割(2,500円)もあり、かなりリーズナブルな料金設定だが、いかんせん客足は遠いのが現状。
「それでも、水戸でジャズを聞いて育ってくれる人がいるとうれしい限りです」実際にここでジャズを聞いてニューヨークで活躍するミュージジャンもおり、先日帰国した熊谷君もその一人。
「彼らには水戸のためにもっとビッグになってもらいたいですね」水戸をこよなく愛する院長は、ホーリーホックにも力を入れている。
ライブの予定はホームページで確認を
http://www5.plala.or.jp/Jiyugaoka/
水戸駅から旧50号国道を宇都宮方面へ3Km直進。
自由が丘交差点手前、水戸市東原 2-7-39 石田外科裏。
社名■
自由が丘スタヂオ
問合せ・予約先 電話■
029-221-5538
住所 ■
東原2-7-39