護国神社は昭和１６年に創建され、幕末から第二次世界大戦までの茨城県出身の63,494柱の戦没者の御霊をお祀（まつ）りしております。社殿は偕楽園の近くの桜山に位置し、桜の名所にもなっています。玉龍泉は第９代藩主徳川斉昭公(なりあきこう)(烈公(れっこう))が偕楽園や桜山の名勝に合わせて造った噴水です。斉昭公は水理に詳しく、岡の源の水源から地下に鉄管を通じて円形の池の中央まで水を引き噴水を仕掛けました。その噴水の水は時に３メートル程に上り、炎暑の折は人々に涼を与えましたが、また、田畑の灌漑に応用して農耕を助けることを教えたとされています。
