本殿は、慶長3年(1589)、水戸城主となった佐竹義宣により建立されました。随所に見られる手の込んだ手法には、組物や彫刻などに桃山から江戸初期の時代色と地方色が見られます。入母屋造り、こけら葺き、正面に三間の向拝をもつ、和様・唐様の折衷様式で国指定文化財となっています。

戦災を免れたため文化財も多く、樹齢700年、葉の先に実を結ぶオハツキイチョウは国指定天然記念物。その他、県指定文化財黒韋(くろかわ)肩浅葱糸 (かたあさぎいと)威筋兜(おどしすじかぶと)、市指定文化財陣太鼓附台車(じんだいこつけたりだいしゃ)などがあります。茨城百景、茨城観光百選にも上位で選ばれています。