史跡(神社、仏閣、遺跡、墓所)

酒門共有墓地

(市指定文化財)
【場所】酒門町330

 光圀公(みつくにこう)(義公(ぎこう))は士民の信仰を正すため社寺改革を行ない、「葬祭儀略」を著し儒式に一部神式を加えた簡素な葬祭を奨励して、墓地の面積や墓石の大きさを定めています。この墓地は寛文6年(1666)常磐共有墓地と共に創設され、藩士に無料で使用させています。ここには奉行として著名な望月五郎左衛門恒隆(もちづきごろうざえもんつねたか)や幕末の改革に功のあった執政戸田忠敞(とだただあきら)・同安島帯刀(あじまたてわき)・岡田徳至(のりよし)、学者では打越撲斎(うちこしぼくさい)・吉田活堂(よしだかつどう)・小宮山楓軒(こみやまふうけん)等、また、名医の原南陽(はらなんよう)、幕末の志士佐野竹之介、19代横綱常陸山谷右衛門、昭和の彫刻家木内克(きのうちよし)、その他名士の墓があります。

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