水戸芸術館は、国道50号沿いに線的に発展してきた水戸の中心街が、今後、面的に発展し、都市としてより充実していくきっかけとなるよう計画されました。街の中心地にあって、芝生張りの広場が大きくとられ、3本のケヤキ、カスケード、そして回廊に囲まれた都市広場で、市民がいつでも憩うことができます。
この広場をとり囲む形で、東側には水戸市制100周年(1989)を記念する高さ100mのタワーがあり、市内を眺望することができます。西側にはエントランスホールをはさんでコンサートホールATM(音楽)、ACM劇場(演劇)、現代美術ギャラリー(美術)が配置され、専属の楽団・劇団による自主企画を中心に新しい芸術文化の創造を行っています。また、施設内にはミュージアムショップやレストランもあります。