特産品・地場産品等

水戸金工

水戸金工(みときんこう)
江戸時代後期から幕末にかけ、刀剣の外装金具彫金などで隆盛をみました。

 佐竹氏が、京都から水戸に正阿弥(しょうあみ)一派の出身と言われる明石与太夫などを呼び寄せたのが金工の始まりといわれています。佐竹氏は慶長7年(1602)、秋田に移封され、仕えていた金工たちも移住しましたが、一部が水戸に留まり刀装工をおこなったのが水戸金工であるといわれています。徳川光圀公が殖産策の一つとして奨励したともいわれ、江戸時代後期から幕末にかけ、刀剣の外装金具彫金などで隆盛をみました。現在では、水戸金工の流れをくむ人々の活躍の場は、水戸から離れてしまい水戸金工の伝統が忘れ去られようとしています。

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